我が家は結婚以来10年、子供は持たずDINKSを長らく続けていました。収入も安定しており、生活に問題はありませんでした。
しかし結婚も5年目を迎えたころ、夫が起業すると言い出したのです!幸い私は仕事のキャリアがあり収入も悪くなかったし、何かに挑戦しようとする夫を応援したい気持ちもあり、バックアップすることに。
DINKSの生活は、ともすると贅沢になりがち。我が家もご多分に漏れず、若干贅沢な暮らしが癖づいていました。貯金もそこそこに、節約するでもなく毎日が過ぎていきます。夫の起業資金もかさみ、貯金はどんどん少なくなっていきました。
予期せぬ妊娠
それでも夫婦二人の生活には困ることは無く、これから起業もうまくいって軌道に乗るだろうと安易に考えていたころ。私の妊娠が発覚したのです。
妊娠は全く予想していないことでした。責任感がないと言われればそれまでですが、本当に私たち夫婦にとっては青天の霹靂だったのです。それでももちろん、自分たちの子供を授かったことには感謝の気持ちでいっぱいでした。なんとかこの子を育てていかなくては!夫婦の気持ちも新たにリセットしたかのようでした。
夫の収入が激減
お腹の赤ちゃんの成長はとても早いもの。ぐんぐん成長し、みるみるお腹も大きくなっていきました。
幸せがいっぱいだった半面、気になるのはお金の事。起業した夫の仕事がうまくいっておらず、収入が激減していたのです。まだ私は働いていましたが、子供を産むにもお金がかかる。そして産んだ後はしばらく育休に入らなければならない…。
育休給付金があるとはいえ、自分の収入が6割に減ることは我が家にとってとても切実な問題でした。私は、子供をこれから産み育てなければいけない責任と重圧に押し潰されそうになっていました。
ギリギリまで働き、産休に突入
私は収入を確保するため、臨月のお腹を抱えてギリギリまで働きました。大きなお腹で朝の電車に乗るのは一苦労でしたし、デスクワークとはいえ本当に最後のほうは毎日ヘトヘト…。家に帰れば倒れこむような毎日でした。少しでも、貯えを増やしておきたかったのです。
無事出産!しかし予想以上にかかった出産費用
健康保険に加入していれば、出産するにあたって出産給付金(出産育児一時金)がもらえます。しかしその額は42万円程度。出産・入院費用はたいてい、この金額内ではおさまりません。
特に都心は入院費用が高額な病院も多いため、超えた部分については自腹で支払う必要があります。私はなるべく費用を抑えられる病院で産みましたが、それでも出産育児一時金の金額以内にはおさまりませんでした。
底をついた貯金、子育てへの不安
出産後、もちろん幸せな気分で子育てをしていましたが、常に頭の中にあるのはお金の不安。なにをしていても、心の奥底にどんよりした曇りがありました。貯金は底をつき、私の収入も育児給付金のみ。夫の収入は相変わらず低迷していました。
じぶん銀行カードローン
出産してからも必要なものはたくさんあります。ベビーカーにバウンサー、ベビーベッドに消耗品…。仕事復帰するために、子供を乗せる電動自転車も必要でした。
ここで私は仕事復帰へのモチベーションを上げる意味も含めて、夫にも相談をして少しお金を借りようと決意したのです。
利用したのは「じぶん銀行」のカードローンでした。審査はすぐに通り、60万円程度でしたがまとまったお金が入りました。保証人なども必要なく、とてもスムーズに借りることができました。そのことで少し心にも余裕ができ、子供に必要なものを一通り揃えることができたのです。
まとめ
人生には何が起こるか分かりません。私達にも後悔することは多々あり、DINKS時代の裕福な時にもっと貯金をしておくべきだったと、今でも思っています。でも子供を授かったことに後悔は無く、今では一時的に借りたお金も全額返済し、なんとか家族で幸せに暮らしていくことができています。
お金を借りたことが結果的に自分を奮起することになり、その後の仕事復帰に繋がって元の収入を取り戻すことができました。
お金を借りるという行為はどうしても後ろめたい気持ちがあるかもしれませんが、どうしても必要な時に計画的に借りれば、大きな問題には発展しません。
お金はなかなか家族にも貸してとは言いづらいもの。こういったキャッシングのシステムは、上手に利用すればとても人生の手助けとなるものだと思っています。